家を建てるにあたって、ついつい考えてしまうのは「老後の住み心地」という点なのではないでしょうか。
デザイン住宅を建てる方は比較的若い年齢層が多く、老後のことを考慮せずに建ててしまう場合がほとんどではないかと思います。
今回はそんな老後を考慮したデザイン住宅にどういった特徴があるのかをご紹介いたします。
老後のためのデザイン住宅とは?
デザイン住宅の利点を使って老後を考慮した家づくりには、重視すべき点がいくつもあります。
ではまず、どの様な点を重要視すべきなのかをご紹介しましょう。
立地条件
家を建てる前に必ず調べていただきたいのが、実際に建物を建てる場所、つまり住宅の「立地場所と立地条件」です。
これはデザイン住宅を作る前に必ず最優先で考えたい部分です。
年齢を重ねることで、足腰が弱まり遠くへ頻繁に行くことが不便になってきます。
そのため、歩いて行ける範囲に病院や、公共施設等があるかどうかも調べておくべき点です。
建物や内装等はお金で解決できる物がほとんどですが、立地は自力ではどうすることも出来ないため、これらの土地選びはとても重要なのです。
広さ
次にデザイン住宅の「広さ」です。先程お伝えした様に年齢を重ねることで、体力的な面を考慮すると広さも重要視すべき点です。
何より、家を広くし過ぎてしまうと後々の「管理」に苦労してしまうからです。
掃除や維持が楽な家にすると、老後に家事で苦労することも無くなります。
広くした結果、実際いくつかの部屋を使用しなかったといったこともあるので、自分のライフスタイルに合った家のサイズにすることが大切です。
価格
住宅ローンの負担を老後にまで持ち越してしまうと、どうしても暮らしにくくなってしまいます。
老後の資金が尽きないためにも、価格に関してはもちろん注意すべき点かと思います。
では老後のために、今出来るデザイン住宅とはどういった物なのでしょうか。
バリアフリー設計のデザイン住宅の特徴
老後を考えたバリアフリー設計のデザイン住宅には様々な特徴があります。
夏は涼しく冬は暖かい住宅
高断熱の住宅にすることで、老後も快適に気持ちよく過ごすことが出来ます。
老後の寒さや暑さの身体への影響を考えると、これらは考慮すべき点かと思います。
平屋一階建ての住宅
階段の無い住宅にすることで、老後の足腰に負荷をかけずに過ごすことが出来ます。
ミドル世代だと階段のある2階建てや、3階建ての家を建てる方が多いのですが、老後に後悔してしまう方も多くいらっしゃいます。
もしどうしても立地上階段を使いたい場合は、なだらかな登りやすい階段にし、老後対策をしましょう。
屋内に段差が無い住宅
水回りや各通路等が広い住宅
お風呂やトイレ、キッチンの水回りとその通路は、広めに取ることで車いすを使用する際にとても楽に通ることが出来ます。
移動する際の動線を考慮し、更に住みやすいデザイン住宅にしましょう。
全体的に車椅子を考慮した作りの住宅
先程もお伝えしましたが、全体的に車椅子を考慮した作りにすることで、老後のリフォームを考えずに済む作りになるかと思います。
最近ではフローリングも車椅子専用の物があるので、車椅子になっても、自由に家の中を動き回れることが理想的なバリアフリーなのではないかと思います。
防犯性の強い住宅
以上を考慮したデザイン住宅を老後になる前に用意することで、老後のリフォーム費用等を心配することなく生活が出来ます。
デザイン住宅を建てる際は、是非これらを踏まえ検討してみてはいかがでしょうか。
老後を見据えたデザイン住宅のポイント
老後を見据えたデザイン住宅のポイントとしては、「車椅子」を考慮した住宅づくりをすることで、どの様な老後のシーンでも住みやすい住宅になるということです。
最近では、どの世代でも住み心地の良い住まいになる「ユニバーサルデザイン」といったデザイン住宅もあります。
ミドル世代では気づきにくい老後の苦労する点を、弊社は様々な過去の建築例を元にご提案いたしますので興味のある方は是非お気軽にお問合せください。
予算はなくてもバリアフリー住宅は建てられる?
結論から言いますと、もちろん建てることが出来ます。
予算の範囲でバリアフリーにすることが可能です。
しかしどういった点を重要視していいのか解らない、という方もいらっしゃるかと思います。
以下の事をポイントに、予算に見合ったバリアフリーなデザイン住宅を検討してみて下さい。
場所 | 重要視したいポイント |
---|---|
お風呂 | 安全性を重視した作り |
トイレ | 使用しやすく衛生的に保ちやすい作り |
玄関 | 段差が無く入口の広い作り |
廊下 | 幅が広く車椅子と人が楽に通れる通路 |
部屋の配置 | 生活動線を考慮した移動しやすい作り |
段差 | 段差のない作り |
オール電化 | 火を使わない事で安全性の高い作り |
これらのポイントを考慮して、予算の中でバリアフリーにすることが可能です。
まとめ
老後のことは老後になってみないと解らない点が多いです。しかし、これらを出来る限り考慮してバリアフリーにすることで、将来的にリフォームで頭を悩ませることが無いので、悩むのなら建てる前の今かと思います。
折角のデザイン住宅なので自分の理想を形にするのは勿論ですが、こうした老後を見据えた家づくりも大切なので、是非今回の記事を参考にしていただけたらと思います。
「株式会社エズ・ファミリア」では、こうしたお客様の老後の不安を解消し、理想の家にするためのお手伝いをさせていただいております。
ぜひこの機会にお気軽にご相談下さい。