デザイン住宅における南欧風の特徴と強みについて

住宅を建てる上で、やはり家の外観はこだわりたい部分の一つかと思います。

その中でも南欧風のデザイン住宅は、その可愛らしい外観と明るい印象で、デザイン住宅の中でもとても人気のデザインです。

今回はそんな南欧風が、一体どんなデザイン住宅なのかを詳しくご紹介いたします。

南欧風の特徴として、赤・オレンジ・茶色等の素焼きされた瓦屋根は南欧風のデザイン住宅には無くてはならない特徴です。屋根の色は主に暖色で、家全体を明るくし、暖かみのある家に印象付けてくれます。
瓦屋根は断熱性が高いので、熱い地域の南欧はもちろんですが日本でも活躍する構造です。

南欧の壁の特徴としては、白やオフホワイトの壁を使用することが多いです。
先程ご紹介した、暖色の瓦屋根も相まって、白い爽やかな壁をより引き立たせることができます。白以外だとピンクや黄色、ベージュ等のパステルな色合いの壁にすると、南欧の雰囲気を壊すことのない外観になります。白の壁である由縁として、スペインのアンダルシア地方の風習があります。アンダルシア地方では、夏に45℃を超える様な猛暑の日もあるので、春先に石灰を外壁に塗り、太陽光を反射させて屋内に熱を入れない工夫をします。そこから、白い壁が南欧の象徴となりました。

外構・アプローチ・花壇・柱等に、レンガや石造りにすると、より南欧のおしゃれな雰囲気が強くなります。レンガや石造りの色合いとしては、瓦屋根の色と合わせて暖かい印象の色にすることで一層素敵な南欧風になります。

南欧風の暖かみあるデザインには、やはり木製のドアが似合います。木製のそのままの色でも十分素敵ですが、お好みでリーフグリーンや白のドアにすると、おしゃれ感がより上がります。

壁にワンポイントで妻飾りを入れることで、南欧風の印象を強くすることが出来ます。南欧では日本でいう所の「家紋」を妻飾りとして飾る風習があるので、お好みのデザインで飾ってみるとより愛着が増すのではないでしょうか。
更にアイアンで出来たフラワーボックス等も南欧風では欠かせません。グリーンを入れると、南欧の優しい雰囲気を演出することが出来ます。

更に南欧風の雰囲気を出したい場合は、窓の飾り戸も重要です。これは鎧戸ともいわれており、元々木製の飾り戸が主流でしたが10～20年程で劣化が避けられないため、最近だと樹脂製の物や木目が入ったポリウレタン製を使用することが多いです。

南欧風の日よけである「オーニング」。
こちらはウッドデッキ等に設置すると自分だけの小さなオープンテラスのカフェの様なスペースも作ることが出来ます。ゆっくりとティータイム等を楽しめそうです。

外構はアーチ形で、玄関ポーチもアーチ型に作ると、家の印象が更に柔らかくなります。